イラン・イラク渡航者がアメリカに突撃した話

こんにちは。やのゆーです。

世界一周を中断しイスラーム・旧フランス植民地に絞ってからしばらくたち、休学の終盤も近くなってきました。もともとフロリダのディズニーワールドに行くことにはなっていたのでアメリカに渡航する日がやってきたのです。

 

問題を感じざるを得ないスタンプ帳(パスポート)

 

僕のTwitterを追っかけている人はご存知だと思うんですが、僕はイスラーム国家に強い関心があることから当然パスポートにもたくさんの月のマーク(イスラーム諸国)があります。

⇧上の青い矢印のやつです。

 

マレーシアに始まり、ウズベキスタン、トルクメニスタン、パキスタン、レバノン、トルコ、UAE、チュニジア、カタール、、それだけでも十分ですが、アメリカが指定するイラン、イラクのスタンプもしっかりあります。

⇧このようなものや、

⇧このようなものです。

 

詳しくはこちら米国大使館公式HPを見てもらえばわかりますが、2011年からイラン、イラク、シリア、イエメン、ソマリア、スーダン、リビアへの渡航歴がある人はESTAを使用できず、観光ビザを取得する必要があります。

https://jp.usembassy.gov/ja/visas-ja/visa-waiver-program-ja/vwp-improve-prevent-terror-act-ja/

「テロリスト渡航防止法」というまるでこれらの国民全員に問題があるようなパワーワードですね。

 

米国観光ビザは取得した!しかしその後、、

 

僕はイラン渡航後に在日本アメリカ大使館に行きビザを取得して、その後イラクに行きました。また、指定されていないですが、米国ビザ取得後にレバノンやパキスタンに行きました。

⇧ムスリムが多い渡航済国家です。

 

要するに米国側は僕の渡航歴を完全に把握していないわけです。しているのは観光ビザ取得前に行ったイランと中央アジア諸国のみ。

米国ビザを取得すること自体は簡単です。入力フォームの入力や大使館訪問など手続きは面倒なものの、面接なんて日本語で数秒(面接を待つ時間の方がはるかにかかる)で終了します。

 

こうしていよいよ米国に渡航することになります。

 

いざ、イスラーム役満パスポートと共に!

 

僕は米国渡航前にチュニジア(北アフリカのイスラーム)に行き、そこからフランス・イギリスを経由して行きました。乗り継ぎしてますが、ある意味そのまま行ったわけです。ちょっとバカですね。

 

日本人はESTAが使用できるので観光ビザを持っている=アレな人間ということになるのですが、出発地英国では搭乗前にビザの所持を確認されたのみ(ブリティッシュ・エアウェイズにて)で疑われることもなく搭乗しました。

⇧第三国の国民のビザの必要有無までは把握していないことも多い

 

僕はツイッターで旅を発信しているのですが、同様に旅人からは「別室は確実」「入国拒否チャレンジ」などと厳しい言葉を頂きビビっていました。

 

拒否されればディズニーワールドに支払った10万円が吹っ飛びますし、「アメリカに入国を拒否された」という肩書を背負って生きていかねばなりませぬ。

 

意外すぎる結末

 

ニューヨーク・JFK空港に到着し、入国審査へ。僕は今までの渡航歴や日付、そして行った街などを思い出しながらデスクに向かいました。

⇧入国カードは珍しく(僕的に)綺麗な字で書きました。

 

他の人たちが20秒ほどで通過して行く中、僕もパスポートを提出。

 

すると、入国審査官はカメラで僕の写真を撮影し、ビザがあることを確認してきました。

 

僕はもう完全に緊張していました。でも、名前のページしか見ていないのは不思議でした。

ICチップに各国の入出国歴が記録されているとはいえ、基本的に(適当な国家フランスを除く)入国審査官はパスポートをめくるからです。

 

その後、彼は言ったのです。

 

「アメリカには何日滞在するの?」

 

僕は緊張していたのであーーとか言いながら「3週間、、くらい?」とぼやきます。

 

 

そんな僕を横目に彼はスタンプを押したのです!!

 

 

パスポートを提出してから1分もたっていない。というか審査官パスポート見てない!

 

狐につままれたような気持ちで入国。嘘のようでした。

 

イスラーム役満パスポートで、あっさりアメリカ様は入国させてくれたのです。

 

後から考えること

 

こうして僕は無事入国できたのですが、このあっさり事態を考察すると

 

ビザがちゃんと発行されていればそこまで疑われない

つまり、ビザの必要がない微妙な立ち位置の国々(レバノン、アルジェリアなど)に渡航し、ESTAを使って入国すると止められる可能性があるということです。勿論、彼らへの渡航に対しては観光ビザを求められていないので、発行するとまた怪しいですが。

 

最低限の準備はしよう!

今回こそ謎のあっさり感のあった入国ですが、入国審査官の気分というのは実際に存在します。僕もやっていたのですが、アメリカ滞在時のホテル予約確認票・航空券のEチケット控えはPDFか印刷して持っておきましょう。英語のものですよ!

また、所持金は確認しておきましょう。余裕があるなら銀行の残高証明書を持っていても良いかもしれません。(観光ビザ申請時に残高証明は提出されていますが。)

 

空港は選べ!

これは僕の旅人の友人の話ですが、「日本人の利用数が多い空港(=日本と直航便のある空港)を利用すべき!」ということです。

僕のように、ヨーロッパ諸国や中南米から米国に入る際は日本からの直航便のない空港から入ることもあるでしょう。それだと、これまでの経緯を聞くことになるので、尋問率が上昇します。

 

僕はディズニーワールドのあるオーランド国際空港から入国を考えていましたが、オーランドというリゾート・日本から直航便のない空港と考えるとリスクが上がるので、直航便がありかつ人種の多いであろうニューヨークから入りました。(発想がテロリストのそれですね。)

 

アメリカ観光ビザ習得は簡単!ダルいだけ!

先ほども書きましたが、アメリカ観光ビザ(B1/2ビザ)の取得は簡単です。フォーム入力や大使館に手ぶらで赴くなどありますが面倒なだけです!

 

取得に至る経緯については、多くのブログで紹介されています。ググってください。簡単でしょ。

 

面接といっても数秒で終わります。日本語でできます。この僕だって聞かれたのはイラン渡航理由と米国渡航理由だけです!僕はしっかり「ディズニーランドが好きなんですっっっっ!」って言いましたが、ちゃんと発行してくれました。

 

嘘はつくな!

僕が入国を果たした直後に、某インフルエンサーが「旅券を無くしたことにして再発行すればビザいらず!」という発言をして僕の周りで軽く炎上していましたが、旅券の故意の破壊・紛失は旅券法違反です。そして、あのアメリカです。どこで個人情報を見ているかわかりません

 

今回の一件で入国させてくれることはわかりました。間違っても嘘はいけません。僕のフォロワーさん達は口を揃えて言いますが、米国観光ビザは発行後10年有効・マルチプル(何度でも入国可!やりすぎ注意ですが!)です。

 

$160でこれならいいでしょう。というかイラン行くならそれぐらい払ってください。ケチな旅人は良くないですよ。

 

後、昨年末からイランに関してはビザが電子になりスタンプもなくなったようですが、イスラエルに対するアラブ諸国と違って相手はアメリカ様です。僕はちゃんとイランに行ったことは言った方がいいと思います。

 

アメリカ様ですから。

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ABOUTこの記事をかいた人

埼玉の大学で観光を学ぶ大学生。ディズニー好きが高じて海外ディズニーにハマるものの、旅を続けるうちにイスラーム圏に注目してしまう。パリの移民街にもハマり、築けばイラン・イラクをはじめとした「反米」パスポートを持ったディズニーオタクに。 現在はパリの郊外移民を知るべくフランス語を勉強中。ジャーナリストを目指してます。