アフガン国境から50km!?憧れの地・ペシャワールへ行ってきた!

みなさん、こんにちは!世界放浪中の大学生、やのゆーです。

今回はパキスタンの街・ペシャワールへ行ってきました。

 

 

ペシャワールとは?そもそもパキスタンとは?

ここです。

⇧右端が日本。真ん中に広がる中国の左下にいるのがパキスタンです。

 

⇧パキスタン西部に位置する街です。ここの最大の特徴はその位置。わずか50キロ先にはカイバル峠、つまりアフガニスタンの国境がある街。(ペシャワールの写真がなぜかドバイのブルジュ・ハリファになっているのは関係ない)

 

そんな街は安全なのか。外務省の治安情報はこのような感じです。

真っ赤です。パキスタン自体レベル2(不要不急の外出禁止)なのですが、ペシャワール含む西部地域は皆レベル4(退避勧告)。緑線がペシャワールです。

 

いつもの僕なら行かない所ですが、今回は首都イスラマバードにて日本語教師をしている方が一緒に来て下さるということで、行ってみました。

 

僕の年齢(22歳前後)の旅人だと危ない!としか言われないこの地域。ただ、この旅で出会う年上の旅人が皆憧れる場所。そして深夜特急の舞台。

 

首都イスラマバード(の旧市街ラーワルピンディー)からバスではるばる2時間。憧れの場所はとても近く、そして簡単に行くことができます。特に検問やパスポートチェックもありません。

⇧意外(?)にも長距離バスは新しい。

 

ペシャワールも進化している!?首都並みのメトロバス(公共交通)!

 

バスターミナルは中心から少し離れているのでリクシャーかタクシーで移動。街が排気ガスで埋め尽くされているのはパキスタンの恒例だが、そこに見えるのはなんとメトロバスの建設現場

あまりいいイメージのないこの地区ですが、人々がたくさん住むのは事実。そこかしらで建設現場を見ることになります。

⇧高架の建設も。周りの景色との差が、、

⇧ホテルの窓から。完成後は景観が恐ろしいことになりそう。

⇧イスラマバードのメトロバス。完成したらこのようになるのかもしれない。

 

ホテルについて街を歩きます。今でこそ消えてしまった「地球の歩き方・パキスタン編」ですが、中心部にはかつてとあまり変わらない景色が広がっています。夕方からの町歩きですが、とにかく賑わう街です。パキスタンというのは常に生活感を感じさせます

⇧夜も賑わうマーケット

⇧このゴチャゴチャ感なのにこれほど華やかに見えるのが不思議なもの。

⇧雑貨からチーズ、ナッツまで。観光化は全くされていない。

 

お洒落なベーカリーまであるペシャワール

 

こんな喧騒に溢れるパキスタン。汚いご飯、道、排気ガス。とは限らない。大通りにはお洒落なベーカリーも。日本にあっても遜色のないケーキやパンが並んでいます。

⇧味は十分日本でも通用するクオリティ。

試食させてくれ、さらには購入しようとしたドーナツをサービスでくれる始末。そんなホスピタリティはイスラームなのか、パキスタンのものなのか。不思議なものです。

⇧従業員はさらにパキスタン北西部にあるチトワール出身。

 

ペシャワールにヒンドゥー教寺院!?

 

多民族国家・パキスタン。この街はアフガニスタンに多く住むパシュトゥーン人の街なのですが、当然マイノリティとしてキリスト教徒やヒンドゥー教徒もいるわけです。今回は街に2件あるヒンドゥー教寺院へ。施しが行われているのです。

 

⇧市場の集まる地区にある寺院。中は質素だ。

⇧施しなのにこのクオリティ。旅行者なのにおかわりもさせてもらえる親切さ。

 

先日はキリスト教徒とイスラム教徒を巡る裁判があって国内が混乱したばかり。イスラム共和制国家にもマイノリティがいることを認識したいものです。

 

食の都!?首都とは違う食の街!

 

パキスタンといえばどこでもご飯が安く頂ける国。ペシャワールもそんな街。たくさんの食を見かけることになります。ただ、この街には東部ラホールや首都イスラマバードでは見かけないものも。

⇧魚を油でカリカリに揚げたもの。郊外の川でとれるそう。

⇧レバーと野菜を炒めたもの。味は日本で頂くものと変わらない美味しさ!

⇧この街ではハンバーグだってある。もちろん揚げたてだし、ナンはホカホカ!

⇧店先にはチーズもドーン!と置いてある。

 

首都より異国情緒満載?アフガンを感じさせる美しい街並み!

 

街を歩くとパシュトゥーン語や古い建物が。もちろんこの景観はこの国の全土で見かける見かけるものです。ただ、文化の交差点。東部では見かけないものもたくさんあります。

⇧門に貼られたポスターが美しい。

⇧映画館の跡地付近には沢山のポスターがあったよう。壁の文字もまたをかし。

⇧引き目で見ると古い建築も見える。

 

野菜市場だって美しい。路上に縦むきに並べられた野菜、そして各店舗につけられた屋根。土の匂い。バイクの音。ここまで観光地化されていないのに映画、いや小説の世界に入り込んだような気分になれるのはこの街の魅力なのかもしれません。

⇧こんな屋根に並ぶ野菜。何処かでこんなシーンを見たような懐かしさがあります。

⇧テナント前いっぱいに並べられた野菜。色が綺麗だ。

⇧スパイスやみじん切りの野菜を売っているお店も。

 

そして、そんな屋根の隙間を除くと古い建物が。僕は多くの国をじっくりと見てきましたがこんなに情緒のある世界は初めてかもしれない。

⇧市場の屋根に隠れてひっそりと佇む(そう言う表現しか思いつかない)建物。観光地ではないと言うのが信じられない美しさです。

 

街一番のモスクを美しくさせるものは、、?

 

街を進むと広場に。この広場はかつての地球の歩き方によるとイギリスのハイド・パークを模したとのことですが、そんなことは全くない。この街のオリジナルの景色でしょう。

⇧クリケットをやっていたり、中には露天商も。飽きさせない街です。なお、この広場の下には道路が走っている。

 

そんな広場には沢山の道が続きます。その一つは金物エリア。

⇧「金物売り場」はイスラーム圏ではもはやお馴染みの場所。

 

狭い市場を進むと突如モスクが現れます。

 

老朽化が進み、修復を試みているようですが資金難により進まないようです。

⇧観光客の姿はなく、時折やって来る礼拝者のいる静かな空間。この美しさよ。

 

礼拝の時間になると地元民が沢山やってくる。ここまで美しいのにそれを強く感じさせることのない礼拝の姿。そんな日常がこのモスクをより美しくしているのかもしれない。

⇧モスクの裏側。商店が並び、礼拝後の食事をする人も。

⇧白い壁に映える文字に葉っぱ。こんな何気無い景色がいいのかもしれません。

 

修復された旧市街に古い屋敷群、、ここは建物の博物館??

 

そんなモスクから歩いてこの街の時計塔へ。塔の辺りは建物が修復され、綺麗になっています

⇧時計塔の周辺はまた雰囲気が異なる。

⇧ちょっぴり観光地の匂いがするような気がしますが、見ている感じあくまで地元民の生活向上!のようです。

 

もっとも、地元民の生活はしっかりと根付いていますが。ナンを焼いたり、オモチャを売ったり。バイクが走りチャイを飲む人たち。外観は観光地化かな?と思わせる建築ですがしっかりと生活が見られます。

⇧テナントにはしっかりとナンを焼くおじさんがいます。安心(?)しますね。

 

そんな地区を一歩裏に入るとお屋敷の集まるエリアへ。木造ですが、細かい模様の数々が見られます。ペルシャ模様もあったりして、シルクロードを感じさせます

⇧こんな風情ある地区は修復された通りから一本入ると現れる。

↕︎木造の屋敷に掘られた模様がとにかく美しいのです。内部が公開されている屋敷も。

 

ムガル帝国に英国統治!?歴史が詰まった公園

 

大通りに戻り歩みを進めると、穴の並んだ建物の廃墟が現れます。

 

写真を見ればわかるでしょう。キャラバン隊の隊商宿(キャラバンサライ)です。この場所にとめて、交易をしていたのです。現在は公園やその事務所になっていますが、壁は当時のまま。都会の喧騒から離れて静かなエリアですが、とても美しい場所です。

 

そんなキャラバンサライに面して反対側にあるのは、何とイギリス統治時代の消防署跡です。

⇧壁は塗り直されていますが、本体はそのまま。

⇧内部には当時の消防車も。こんなものが隠されているなんて驚きしかありません。

⇧今ではディズニーランドくらいでしか見られない自動車ですね。

 

こんなに歴史を感じさせる場所があるのか。ムガル帝国、そしてイギリス統治。

 

そんな2つの歴史を感じさせる建物に挟まれ公園の真ん中にあるのが、この街2つ目のヒンドゥー教寺院です。

⇧壁に囲われ、とても厳かな雰囲気。

⇧規模は小さく、静かなこともありとても穏やかな気分になれます。

 

デコバスにアメ車、手書きの鉄道!?不思議な交通機関!

 

そんな歴史がふんだんに詰め込まれたペシャワールですが、交通機関だって面白くないわけがないです。まずは何と言ってもこれ。

⇧コテコテにデコられたバス!パキスタンではトラックが有名ですが、この地域ではバスまで!

⇧このハデさ。ちなみに上に乗ることも可能です。安全保証は全くありませんが。

⇧上に乗らずとも内部もガッツリデコられているので安心ですね!

 

そして日本車が多数を占めるパキスタンですが、この街にはアメ車(米国車)も。

 

⇧ナンバーからしてイスラマバードの車両ですね。

⇧バスにもすごくアメリカンなものがいます。

 

詳しいことはわかりませんでしたが、アフガン侵攻の際に最前線になったパキスタン。持ち込まれたのかもしれません。

 

そして、イギリス統治国家にあるのが鉄道。緑とクリーム色の鉄道らしい鉄道です。これはペシャワールに限りませんが、今回は利用してみたので交通編に簡単に掲載します。

 

⇧色が美しい鉄道。

⇧中国鉄道やロシア国鉄とはまた違う趣のある寝台車両。ですが、、

⇧座席番号は手書きなので自由に書き換えができます。(するな)

⇧車両番号だって手書きなので変更が自由自在です。(やるな)

⇧走行中はドアを開けっ放しなので、手を伸ばして風を感じることもできます(落ちても知らない)

 

まあ、この国の交通機関はツッコミどころが満載ですが、それもまた楽しみましょう。

 

面白さしかないバザール巡り!

 

そんなペシャワールですが、もちろん大部分はバザール(商店街)巡りになります。ここで、特に面白かったものをご紹介。

⇧国境の近くなので、両替商がたくさん。もちろん、アフガニスタン・アフガニも可能。

⇧両替可能です

 

⇧チャイ屋さんもたくさん。

⇧結婚式用の装飾品を売る店もたくさん。何とお札を使うのだ!

⇧形の多さに感激。

⇧街ではフルーツヨーグルトの露天商も。馴染みのあるもので美味しいです。

⇧洋服売り場の一場面。一つ一つ店内で作っています。

⇧「写真撮ってくれ!」はこの街でも恒例行事です。

⇧この辺りは保守的な傾向が強い。女性は顔を全て覆っている人も。

⇧この街では女性はこのようにすっぽり被るタイプのものも着用。最もこれは慣れないとスマホも見えないようですが。

⇧フルーツジュースも充実。疲れたら糖分補給に良いかも。

⇧アフガン産ザクロジュース。後ろのモダンな「SEIKO」で絞る。

⇧この街では何と武器屋まで。商売はあまりしていないよう。

 

特定の観光「地」は少なくとも、歩いているだけで雰囲気を楽しむことができるペシャワール。歩いているだけで日が暮れるもの。

 

そして、この街では美味しい炭火焼だって頂けます。街の中心部にあるこのレストラン。鳥の様々な部位を焼いて出してくれます。店構えも大きく、地元民にも人気のよう。

⇧写真撮ってくれ!はもはや恒例。

⇧見た目は中々のものかもしれませんが、美味しいものには変わりない。

⇧二階から見た市内。排気ガスで霞んでいるのはこの国の文化かもしれない。

 

こんな贅沢をしなくても食いっぱぐれることがないパキスタンですが、やはり良いレストランで頂くお肉は美味しいもの。

 

僕が滞在していたのはわずか3日ですが、雰囲気で楽しませて暮れる街、パキスタン。情勢が悪化することもあるので常にオススメはできませんが、やはり旅人の憧れの地。ぜひパキスタンに向かう際は足を運んで頂きたいです。

 

そして、今回のペシャワールへの旅は現地日本語教師の大野さんにたくさんの場面で案内して頂いたり、食事や交通機関代を払って頂いたりして、大変お世話になりました。この場でもしっかりとお礼をさせて頂きます。ありがとうございました。

 

ペシャワールの宿・交通状況

イスラマバード(ラーワルピンディー)→ペシャワール:skyway社のバスで400ルピー、2時間強

→dewoo社が有名ですが、こちらはピンディーのバスターミナルがメトロバスの路線上(Faizabad stop駅)にあるのでこちらがいいと思います。車内wifi、ドリンク、お菓子サービス有り。

⇧一人400ルピー。バスタで購入可能。

⇧このバスタには待合室もあります。

⇧バスにはwifi完備。パスワードは車体の側面(謎)orコップに記載

 

宿:Rose Hotel ダブルで1300ルピー(シングルが空いていたらもっと安くなるかも)

→交渉しても安くなるどころか、これ以上安くしたかったら近くにある別のホテルにしてくれ、とのことだったのでこれが正規価格だと思います。日本人女性が一人で泊まっていた(宿泊名簿にあった)ので女性一人でも大丈夫だと思います。

 

現地交通:基本徒歩で回れますが、必要に応じてリクシャーを。Uber対応です。バスターミナルは少々遠いので注意。

⇧値段も良心的。バイクやリクシャーも選べます。

ペシャワール→イスラマバード:鉄道を利用しました。僕の時は朝8:30に乗りましたが時刻は変動するので注意。292ルピーです。切符は駅で買えます。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

埼玉の大学で観光を学ぶ大学生。ディズニー好きが高じて海外ディズニーにハマるものの、旅を続けるうちにイスラーム圏に注目してしまう。パリの移民街にもハマり、築けばイラン・イラクをはじめとした「反米」パスポートを持ったディズニーオタクに。 現在はパリの郊外移民を知るべくフランス語を勉強中。ジャーナリストを目指してます。