気分は童話の主人公?—ハバロフスク・ロシア連邦

★この記事は5分もあれば余裕です★

豊かな緑には鳥がさえずき、街にはゆったりとした時間が流れる。街を貫く公園では人々が談笑し、市庁舎の前の広場では少年たちがスケボーをやっている。市場にはたくさんの食料が並び、そんな横をガタガタと音を立てながらトラムが走り、街にはそこら中に植えられた綿の木の綿のかけらが飛ぶ。

↑まだ日本が見える。近いです。

そんな幻想的な街がハバロフスクです。ウラジオストクから約12時間、東京からだと飛行機で2時間30分のこの街は”都市”と呼ぶには恐れ多いほど静かな街です。

ウラジオストクが”喧噪”ならハバロフスクは”穏健”とでもいう。人口は同じなのにこれほどの差がある。そんな都市なのだ。

 

なんてかっこよく言ってますが、シベリア鉄道の到着駅を北端に、南に向かって伸びるこの都市はタクシーの勧誘や乞食はいないのです。世界でもこんなところは初めてかもしれない。

↑奥が駅。このような感じに公園が街を突っ切っている。手前を横切るのはトラムの線路。普通にまたげます。

まっすぐな道を進むとこの街唯一の観光地であるウスペンスキー大聖堂がある。

↑聖堂はやたら写真映えする。毎日夜にミサやってます。

↑聖堂前広場はイベントをやったり子供が走り回っていたり。ソ連時代の石碑も。黒くてよく見えないけど。

他に観光地はないです。そこから少し進むと”大祖国戦争記念碑”、ソ連圏ならよくある第二次世界大戦の記念碑ともう一つ大聖堂があるくらいです。そんなこともあって観光客もほぼいないです。観光ガイドに載っているけどこれほど観光地感のないところも珍しい。一応街の南を流れるアムール川、別名黒龍江を越えればそこは中華人民共和国なので中国人ツーリストがわずかにいる?かもしれないけど。

 

ただ、そんなこともあってこの街は物語のような穏やかさを呈しているので、まったりするにはいいと思う。あとトラムのボロボロさは健在なので鉄道好きにはいいかも?均一料金なんで終点まで90分のっても38円くらい。市場には洋服が500円、パンが60円、バナナといった果物が100円くらいから売っている。ほら、まったりするには天国。

↑市場。手前がパン屋さん。押し売りはしてこないので安心して歩けます。

↑トラムが普通に横切ります。この草原を走っている感じが趣があるのだ。

あと、絵心のある人はこの街にスケッチブックと色鉛筆を持っていくといいかもしれない。一つの絵本ができるかもね。

↑トラムは健在。旧ソ連中規模都市は緑が多い。手前のゴミが可愛い。

街並みはもちろんヨーロピアンです。ただこの街は緑が多いのであまり建築が目立っていない。そして坂にまたがって街が作られたこともあって、サンフランシスコのようです。心なしか極東の街は坂が多い。

↑市役所前。役所はもちろん社会主義建築。ここの穏やかさは特別。

そんな街なので、元気に活動したい系の人はあまり向いていないかもしれない。ただ、駅前の公園のベンチでトラムを横目にピロシキをかじるのもオススメです。なんと言ってもウラジオストクと共に直行便があるんで。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

埼玉の大学で観光を学ぶ大学生。ディズニー好きが高じて海外ディズニーにハマるものの、旅を続けるうちにイスラーム圏に注目してしまう。パリの移民街にもハマり、築けばイラン・イラクをはじめとした「反米」パスポートを持ったディズニーオタクに。 現在はパリの郊外移民を知るべくフランス語を勉強中。ジャーナリストを目指してます。